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皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会 5回戦 vs AC長野パルセイロ・レディース 試合後選手コメント

皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会 5回戦 vs AC長野パルセイロ・レディース 試合後選手コメント

【高橋はな】
「トーナメントなので、勝てばOKです。次に進めたことが何よりかなと思います」

(得点シーンについてはいかがでしょうか)
「AC長野の2センターバックはフィジカルも強いですし、自分のところをつぶしに来ているのは分かったので、強く来る分その力を利用しようというのは自分の中で考えていたことです。(栗島)朱里からボールが来て、うまくボールと相手の間に身体を入れて、シュートまで持っていけたと思います」

(決定機を作りながら決めきれない展開ではありました)
「自分自身、この試合に限らずチャンスを外しすぎていると思います。チームとして決定力がないと捉えられますが、勝って反省できることはプラスに捉えていますし、それだけチャンスを作れているのはチームとしての成果だと思います。あとは続けていくことが大事だと思います」

(守備では危ない場面を作らせていませんでした。前線からの守備も機能していたと思います)
「チームとして、アグレッシブな守備と切り替えはストロングポイントだと思います。一人がサボってしまえばどこかで穴が出てきますが、今日は(伊藤)美紀さんと前線で組んで、前からの守備は意識していましたし、後ろは本当に毎試合耐えて、必死に身体を張ってくれています。少しでも負担を減らす、ではないですけど、前で奪えたら一番楽というのは自分自身が分かっているので、少しでもチームの助けになりたいと思いながら、守備はサボらず、とにかく頑張っています」

(連戦の中でハードワークを続けてきましたが、この3連戦を振り返っていかがですか)
「やはり、クラシエカップの悔しさがどうしてもみんなの中に残っていると思います。本当に悔しかったですし、今でも勝ちたかったという中で、皇后杯に向けてトーナメントの戦い方を自分たちでもう一度整理しました。何が何でも勝つぞという気持ちを持って戦っていたので、今日勝利できたのは大きいですし、長崎も含め、本当にたくさんの方々が現地に駆けつけてくださることが本当に力になっているので、感謝の気持ちを伝えたいです」




【伊藤美紀】
「入りがすごく良かったと思いますし、セカンドボールを拾いながら、前に前にパワーを持っていくことができました。ゴール前でのシュートシーンも多く作れていて、でも決めきれないところが私を含めて続いていたのですが、それを嫌な雰囲気には持っていきたくなかったので、どんどん続けていこうとピッチで声をかけ続けて、その結果が1点目につながりました。チームとして前に勢いを持って90分間やれた試合だったと思います」

(終始ペースを握っていて、特に左右のサイドで相手を圧倒できたと思います)
「まずは守備のところで前線の選手がプレッシャーに行って、相手が蹴ったところをセンターバックの選手がしっかりと競ってこぼれ球を拾ってくれましたし、サイドバックのところでも負けずに跳ね返してくれたのが、今日のポイントだったと思います。そこからしっかりと攻撃につなげていけましたし、サイドハーフ、トップ下、FWを含めて、いいコンビネーションが少しずつ生まれてきていると感じました。レッズレディースらしいサッカーができていたんじゃないかなと思います」

(追加点は、セットプレーからのシュートのこぼれ球を押し込みました)
「前半にも私のところにこぼれてきた場面がありましたし、今日だけでなく今までのゲームを振り返ってみても、あの場所にこぼれてくることが結構多かったです。それをどこかで決めないといけないと思っていました。あのシーンでは(栗島)朱里さんが思い切りシュートを打ってくれて、それがいいところにこぼれてきたので、最後に決めたのは私ですけど、全員の気持ちが乗った、みんなの思いが詰まったゴールだったと思います」

(次戦に向けての意気込みをお願いします)
「本当に一つひとつやっていくことが大事ですし、ピッチで90分間、一つひとつのプレーにこだわることが大事だと思っています。1対1の球際のところや相手より早くセカンドボールを拾うところ、そういうところが全て相手より勝っていて、ゴールを決めるところがついてくれば、絶対に勝てると思います。一つひとつのプレーに全員でこだわって、声をかけながらいい雰囲気でやっていけば勝てると思いますし、それをベースにして、みんなで戦っていきたいと思っています」



【後藤若葉】
「先週にクラシエカップの準決勝で負けてしまって、違う大会にはなりますけど同じトーナメントですし、逃してしまった優勝を目指す中でチーム全員で勝ちにこだわるという意味では、複数得点・無失点で勝ち切れたのは良かったと思います」

(守備面での手応えはいかがでしたか)
「最初の頃よりは少しずつ試合勘がついてきたと思いますし、一緒にセンターバックを組んでいる石川(璃音)選手とのコミュニケーションを含め、少しずつ自分的にも感覚がつかめてきたと思います。その中で無失点で終えられたのは、自分自身としても自信につながります。次も絶対に無失点でいきたいと思います」

(守備でははっきりとしたプレーができていたと思います)
「トーナメントということで、『難しいプレーはしない』ということはチーム全員で意思統一しています。後はFWに高橋(はな)選手がいてくれるのは自分たちにも大きいので、そこにはっきりクリアしようということは意識しています」

(ビルドアップでは先制点につながる栗島朱里選手への展開など、シンプルにつけるパスが効果的でした)
「試合に入る中で監督などからは、ボールを簡単に動かすことを求められています。相手としては、ボールを動かされることによって走らなければいけないですし、ボールを動かされることのほうが嫌だということで、自分がボールを持つ時間を長くするより、一人ひとりがボールを離して、ボールが動く時間が多いほうがいいなと思っていました。1点目のシーンで、自分が朱里さんにつけたところから得点になったのは、自分自身もですし、チームとしてもすごくいい形で流れの中から点を取れたということで、次にもつながると思います」

(手応えをつかんでいると思いますが、次戦に向けてはいかがでしょうか)
「今はコンスタントに試合に出させてもらっていますけど、初心は絶対に忘れてはいけないと思っています。いつでも気を引き締めて、サッカーがしたくてもできない選手や試合に出たくても出られない選手、さいたまで待っていてくれているファン・サポーターの方々にも勝利を届けたいと思っていますし、ピッチに立つ上では覚悟と責任を持って戦っていきたいと思っています」




【遠藤 優】
「皇后杯は一発勝負のトーナメントなので、前半に点が取れたのはすごく大きかったですし、追加点もいい時間帯に取れたので、慌てることなく試合運びができたと思います」

(前半からサイドで主導権を握れた試合だったと思います)
「前半は左サイドが多かったという感覚ですが、左サイドからのクロスのこぼれ球はずっと狙っていましたし、右サイドに来たらどんどん仕掛けようというイメージを持っていました。そこはイメージ通りできたと思います。みんなもフリーでボールを持ったら、私には『裏に走れ』ということで、そのイメージは共有できていたと思います」

(決定機を多く作った中で、なかなか得点に至らないところもありました)
「私にも決定機がありましたし、島田(芽依)選手や高橋選手など前線の選手にも得点の機会があった中で2点しか取れなかったのは、今のレッズレディースの課題です。今後皇后杯で戦っていく相手に対し、点が取れなくなってくると厳しい戦いになってきますので、どうにかして1週間で殻を破りたいです」

(次戦に向けてはいかがでしょうか)
「また遠方の試合になりますが、全員が移動を含めてコンディション調整をして、1週間後の試合に挑みたいと思います」