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2025/26 SOMPO WEリーグ 第10節 vs ノジマステラ神奈川相模原 試合後選手コメント

2025/26 SOMPO WEリーグ 第10節 vs ノジマステラ神奈川相模原 試合後選手コメント

【加藤千佳】
「先制点を入れられてしまいましたけど、早い時間帯だったので取り返せる気持ちはありました。最終的に取り返すことができてよかったです」

 

(同点ゴールはご自身のレッズレディース復帰後初ゴールとなりました。ゴールシーンを振り返っていかがでしょうか)

 

「あそこにこぼれてくるのは、スタッフ陣からも言われていました。『あそこに入り続ければチャンスがあるから狙っていけ』と言われていたので、それが実になって良かったと思います」

 

(相手の監督さんが、加藤選手のバイタルエリアでの動きを相手選手が気にしてしまっていた、という話をされていました。相手の嫌なところを使う動きについてはいかがでしたでしょうか)

 

「自分に誰がついているのかは、すごく意識していました。サイドバックが自分に食いつくのか、ボランチがスライドしてきて自分のほうに来るのか、おそらくサイドバックの(櫻井)まどかをサイドハーフがケアしにいくときに自分がサイドに流れたら、中の選手が自分についてくることで中が空いて、そこに味方がパスを刺してくれるとか、ついてこないなら自分がそのまま外側でボールを受けるとか、そういう駆け引きをしていました」

 

(右サイドの距離感についてはいかがでしたか)

 

「距離感は大事にしていますし、コンビネーションの練習とかもよくしています。その形がうまくいったのは良かったなと思います」

 

(右サイドにはそれぞれ個性のある選手が入ってきていますが、どういうことを生かしながらやっていこうと思っていますか)

 

「自分は選手の個性に合わせていきたいと思っています。ドリブルが得意な選手だったら内側でワンツーをしていくとか、リリ(丹野凜々香)とかの左利きで中に持っていきたいタイプであれば自分が裏に抜け出してもいいですし、左足で中にドリブルできるように、とかは意識しています」

 

 

【高橋はな】
「早い時間帯に失点をしてしまったのは、チームとして改善していかなければならないところです。でも、その後も落ち着いて試合運びができて、前半のうちに逆転できたことは非常に良かったと思います。

ただ、後半に自分たちから難しい戦いにしてしまったところもあるので、そこをどうしていくかがこれからの課題かなと思います」

 

(マイナビ仙台レディース戦でも早い時間帯での失点がありましたが、今日の試合ですぐに取り戻せたのは、修正や成長できた部分があったのではないでしょうか)

 

「この後の失点を防がなければいけないとは思っていました。あの試合があったからこそ、と言いますか、より集中力を持ってまた試合に臨めたと思いますし、その中で加藤(千佳)選手が1点を返してくれたことが、チームが落ち着きを取り戻すひとつの要因になったと思います」

 

(ご自身の決勝点についてはいかがでしょうか)

 

「セットプレーの練習を重ねている中で、本当にいいボールが毎回入ってきています。今日の加藤選手のゴールもセットプレーからでしたけど、直接的に決められることができて、良かったなと思います」

 

(今日はセットプレーから2点を挙げました。そういう武器があるのは大きいことだと思います)

 

「セットプレーが本当に大事になるのは、ずっと分かっていることです。流れに関係なく試合を決められるひとつの武器でもあると思うので、そういう得点を増やせたのは、チームとしては非常にプラスの要素になってくると思います。そして、そこの脅威が広がることで、より攻撃陣も仕掛けやすくなっていくのではないかと思います」

 

(次戦に向けて課題も出たゲームだったと思いますが、それをどういうふうに生かして次戦に向かっていきたいですか)

 

「まずは自分たちがやっていることをしっかり続けながらも、その中で誰一人満足している選手はいないと思います。強度もそうですし、やるべきことをしっかりやっていく、それはサッカーの部分もそうですしシンプルに戦う部分なども含め、改めて気を引き締めていかないと、次の試合も厳しい戦いになってくると思います。いったん、しっかりリフレッシュをしてから、次の試合に向けていい準備をしていきたいと思います」

 

 

【榊原琴乃】
「前半のほうが自分たちのペースでやれていて、それはいいことでもありますけど、後半に相手に対策されてきた中でどう自分たちが崩せるかというのは、まだまだ課題だと思います。チームとしても反省しなければいけないですけど、自分に何ができたか、自分自身ともしっかり向き合ってやっていきたいです。選手一人ひとりが向き合っていけば、課題は改善できていくと思います。

前半は最初にチームとしていいチャンスを作りつつ、その中で失点してしまいました。自分のちょっとした球際の弱いところから始まってしまったので、そこは自分としても絶対にやらなければいけないところです。でも、その後に(加藤)千佳さんがしっかり点を取ってくれてすぐ同点に追いついて、相手に流れを渡さなかったのは良かったと思います。今日は本当に、チームメイトに感謝しています」

 

(課題も多く見つかったゲームだと思いますが、特に後半の戦い方で自分がこうできていれば、という点についてはいかがでしょうか)

 

「後半は結構、『サイド、サイド』みたいになっていました。そこで横に間延びしているところがありましたけど、そうすると相手も間延びするけどチームとしても間延びしてしまっていたので、そこでバランスよく中にもパスを刺していくとか、選手同士の距離感は縮めてやっていかないと、チームとしての良さは消えていくと思います。(島田)芽依さんに入ったときに(伊藤)美紀さん、千佳さんがいたところに自分たちサイドハーフも入っていったり、(丹野)凜々香さんがいいクロスを何本も上げていた中で、そこにも入っていくことが必要だったと思います。たぶん枚数がいつもより少ない状況であったので、そこにもう少し入っていくとか、少ない人数でも当て切るとかをやっていけばいいのかなと思っています」

 

(今日は21歳の誕生日でした。誕生日に古巣との対戦ということで、縁を感じた試合だったと思います)

 

「気合いは入っていましたけど、自分がやるべきことはもう少しやれたのかなと思います。気合いが入りすぎてしまった、というのはまだまだ自分の未熟な部分が出たなと感じています。

みんなも結構ボールをくれて、何本かシュートまで持っていったシーンもありましたけど、そこをしっかり決めきれる選手にならないと、拮抗した試合で『自分が点を取る』と思っていても取れなくなってしまうと思うので、そういうところは練習から意識していきたいです。

こういう縁を感じる試合で点を取れるような選手は『持っている』と思います。自分もそこに持っていけると思うので、そういう選手になりたいと思います」

 

 

【菅澤優衣香】
「今日は勝ち切れたのが良かったと思いますし、自分自身もそういう瞬間をピッチの上で立ち会えたのはすごくうれしかったです。試合が終わってから選手のみんなも『おかえり!』と言ってくれたので、これからは自分が結果でみんなに恩返ししていかなければいけないと思います」

 

(およそ1年5ヵ月ぶりの公式戦出場でした)

 

「上から見るのとピッチの中に入るのとでは全然違うなと感じました。そして、ファン・サポーターのみなさんの声はすごく選手の後押しになっているんだなと、あらためて感じました」

 

(プレーしてみてのフィーリングなどはいかがでしたか)

 

「悪くはなかったと思います。ただ、時間帯も時間帯でしたし、流れも流れでしたので、追加点というよりはチームでボールキープしながら、うまく時間を稼ぐところが必要でした。なかなか点を取りに行くプレーにはならなかったですけど、チームのやろうとしたことはできたかな、と思います」

 

(そのあたりは監督からも指示があったのでしょうか)

 

「はい、もう少し落ち着いてボールを動かすことと、前で時間を作ってほしいと言われていたので、それはできたかな、と思います」

 

(復帰を待っていたファン・サポーターのみなさんからは、どんな言葉をかけられましたか)

 

「みなさんから『おかえり!』と言っていただいたので『ただいま!』と言って返しました(笑)」

 

(ピッチに入ったときの拍手がすごく大きかったです)

 

「ピッチに入るときにそれは聞こえましたが、まだ時間も残っていましたし、ノジマステラ神奈川相模原さんの勢いもすごかったので、冷静でいるよう心掛けていました。監督からも周りの選手に『落ち着いてボールを動かそう、と伝えてほしい』と言われていたので、みんなにもそれを伝えてました。

久々に復帰して、それがこのホーム・浦和駒場スタジアムということもありましたけど、変に高ぶりすぎてもプレーに影響が出たりしますし、それでみんなに悪い影響を与えてしまったら嫌だな、とも思いましたので、いつもどおりの感覚で入りました」

 

(今後はもっとプレータイムを伸ばすことや、先発出場、そしてゴールも目指していかれると思います。今後に向けての意気込みを聞かせてください)

 

「正直、そんなにスタメンにこだわりがないんです。この年齢なのでフルではできないかなと思いますし、逆に残された10分、20分で試合を決められる選手になっていきたいと思っています」

 

(切り札、ジョーカーという感じでしょうか)

 

「そうですね。相手チームが嫌がる選手になりたいので、そういうジョーカーになりたいです」