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高円宮妃杯優勝後 西谷監督、選手コメント

高円宮妃杯優勝後 西谷監督、選手コメント

高円宮妃杯 JFA 第30回全日本U-15女子サッカー選手権大会 優勝後の西谷冬樹監督と選手のコメントです。

サポートいただきましたみなさま、ありがとうございました。

 

増田彩衣里キャプテン

――まず優勝の感想から聞かせてください。

「もう本当に最高です。前半を折り返したときに1-0で負けていて、こういう試合も結構多くあったので、みんなで一丸となって戦って、勝利を掴めたというのが最高にうれしいです」

 

――シーズンのはじめに3つのタイトルを取ろうと目標を立てて、3冠を達成できました。キャプテンとしてこの1年をどのように感じていますか。

「やっぱり自分たちに隙ができてしまったときもあって、ダメだったところもあるんですけど、そこを修正しながらみんなで一致団結して最後まで戦いきれて、もう最高の1年でした」

 

――今日の試合で言うと、前半からサイドで仕掛けられるシーンを作っていました。後半すごくよい形で、得点もしました。自身のプレーについてはどのように感じていますか。

「自分はクロスを上げたりシュートの本数も増やしていきたいし、やっぱりちゃんと相手をずらして抜き切るというところをもっと大切にしたいし、クロスの質とかシュートの本数とかももっと上げていきたいと思っています」

 

――同点ゴールを振り返ってください。

「仙石選手が真ん中で持っていて、自分は近寄るよりも遠く離れたスペースを持った方がワンタッチでシュートも打てるし、相手が来ても剥がしてシュートが打てると思ったので、あのポジションを取りながらで、仙石選手がちょうどよいところにボールを流してくれたので、もう右でファーに流し込むだけでした。やっと自分が決められたという気持ちと、チームがもっと活性化される瞬間だったと思うので、そこはやっぱり自分でもいい得点だったと思っています」



 

――この優勝が終わりではなく、ここから先また夢などに向かって進んでいくと思います。

「レッズから世界にはばたいた清家貴子選手みたいに、自分のプレーと味方とのプレーをうまく調和しながら、自分の足の速さとか、シュートの強さを活かして、世代別の日本女子代表にも入っていきたいです。

 

ーー今日応援してくださったファン・サポーターの方や、支えてくださった家族の方もいらっしゃると思います。

「ファン・サポーターをはじめ、学校の先生も家族もみんな本当に支えてくれて、自分の今があると思っているので本当に感謝しています」

 

 

岡本遥花キャプテン

――優勝した今、感じていることを教えてください。

「シーズンを通じて長かったんですけど、最初に3冠という目標を立ててから全員がそこに向けて毎日の練習を積み重ねてきたからこそ、この結果に結びついたんじゃないかなと思います」

 

――後ろからプレーしていて、今日のこの決勝というのはどんなふうにプレーをしていましたか。

「前半はちょっと自分たちが相手に怯えていたりして、自分たちのプレーがなかなか出せなかったんですけど、ハーフタイムにタニさん(西谷監督)が強い言葉をかけてくれて、後半入りからすぐ追いついて、1点取ってからまた追い返すことができたので、すごくいいゲームができたと思います」

 

――相手が前から来ていても自分たちでつなごうとするところの勇気みたいな部分と、それを可能にする技術の部分がしっかりとあるなと感じましたが、そのあたりは自分たちでどのように考えていますか。

「この1年間練習でやってきたので、試合を重ねていくごとに気持ちや力というのもついてきていますし、どんな相手でもつなげられるようになったのですごく自信になっています。今回のゲームもそれを出すことができました」

 

――岡本選手の後ろからの寄せなど、守備面でしっかりとプレーしたことがチームの攻撃にもつながっていたと思います。自分のプレーというのはどのように評価しますか。

「自分はセンターバックであまり攻撃に関われない分、攻撃から守備になる場面では、取り返してもう1回攻撃陣にパスをしてつなげようと思っています。今回の試合では本当にそれができたので満足しています」

 

――ダブルキャプテンということで、チームを全体でも見てたと思うんですけど、このチームの良さという強みみたいなのはどんなところだと思います。

「やっぱりこの全国大会でも逆転とか、逆転されてももう1回逆転し返すというその気持ちが強く、誰1人、諦めないというところがあったので、今回の結果にもつながりましたし、やっぱりファン・サポーターのみなさんやたくさんの方々が応援に来てくれている分、この優勝という結果で返すことができたので良かったです」

 

徳生花音選手

――お疲れ様でした。まずは感想から聞かせてください。

「もう前半でもう相手にとても押されてて、自分たちがあまり何もできない状況だったんですけど、ハーフタイムのロッカールームでタニさん(西谷監督)が強く「何やってるんだ」みたいな言葉を掛けてくれて、自分たちの気持ちが上がりました」

 

――前線でチャンスを待つ間、どのように準備をしていましたか。

「もう気持ちで絶対に負けないと思っていました。前半では球際とかも負けてしまったところがあったんですけど、後半に切り替えて全力で最後まで走り切って前からプレスをかけにいきました」

 

――このチームの強みというのはあらためてどんなところでしょうか。

「強い気持ちと、チーム全員、出ているメンバーだけではなく、バックアップのメンバーとか、応援してくれるメンバーとかがいたおかげで全員で勝てたところです」

 

――今季身についたなと思うところはどこですか。

「ヘディングとか背後の抜けだしがすごく成長したなと思いました」

 

――決勝点もそのヘディングが出ましたね。

「はい。そういうプレーが出せました。ヘディング前に一度下がった?はい。そこはイメージどおりのプレーでした」

 

――スタンドにも多くの応援の方たちがいました。力になりましたか。

「集中している中でも聞こえて、全員で声出して頑張ろうってスタンドでも思ってくれていて、本当に嬉しかったです」

 

――これからのこう自分のこの優勝という経験を次にどのように生かしていきたいですか。

「この機会で、自分はチーム全体で協力し合って、自分個人では、チームを勝たせられるようなストライカーになりたいです」

 

 

西谷冬樹監督

――優勝おめでとうございます。まずは感想から。

「本当に感無量です。

昨季、僕はいませんでしたが、このタイトルを決勝で逃した経験をしていました。選手たちには最後にこの高円宮妃杯で優勝して、笑顔で終わろうというのはずっと合言葉のように言ってきたので、それが達成できて本当によかったです」

 

――去年を経験してる選手が結構いたので、悔しさをバネに1年やってきたのかなと感じました。最高学年の選手たちは、そうした悔しさをチームに還元していましたか。

「どんな時でも、あの子たちはそういう舞台で、優勝を逃してから悔しさをすごく持っていたと思うんですよね。だから、どんなときもこう下支えしてくれたんですけど、本当に彼女たちが、何度も困難になったときでも、そういうことを思い出しながらもう1回起き上がって、立ち上がってやっていたのが、何回もあったんです。本当にそのたびにたくましさを感じて、僕が逆に元気をもらったときもありました。そういう逞しさを彼女たちは、すごく持ってずっと1年間頑張って来た結果だと思います」

 

――今日の試合も展開的に楽ではなかったのかなと思うんですけど、どう振り返られますか。

「そうですね。思った以上に、相手のハイプレスが前半勢いよく来たので、ちょっとひるんだというか。後ろに下げることが多かったし、さらにプレッシャーをかけられて、少し慌ててしまって、なかなか前にボールを運べなかったです」

 

――後半頭からすごく積極的に前へ行ける、特にサイドのところやれるようなっていったのか。

「そうですね。前半が終わって彼女たちをまず1回落ち着かせました。やっぱり自分たちのスタイルが前半は出てませんでした。やっぱりロングボールになってしまったというか、ピンチキックという感じですかね。そういうのが多かったので、もう1度、しっかり自分たちがやってきたことを出そうぜと。やっぱり相手の圧力はあるけども、我々はしっかりボールをつなぎながら前進していこうと。で、その中で、特にワイドの選手が、裏を取るだけではなくて、サイドでしっかり起点を作ってそこから攻めていこうみたいな話はしました。それが、うまくはまったのかなとは思います」

 

――先制された後に、相手の決定機があって、そこを防いで2点目を取られなかったというのも試合のヤマだったかなと思いました。

「そうですね。INACさんのああいうプレーは、注意はしていました。結構、いろんなレンジ、ミドルレンジからもそうだし、結構ワンタッチで、シュートを打つようなシーンが、過去の映像を見てもあったんです。なので、注意していたんですけど、失点してしまいました。その後は割といつもゴール前の守備のところでは体を張って、体を投げ出して、最後まで失点しないよう、粘り強く守ろうというのは言っていたので、そこからはだいぶ守備のところはいけたと思います」

 

――準決勝で選手に取材をした際、西谷監督が就任されてから粘り強さとか、ハードワークとかそういう強度のところをだいぶこだわってやってきたと言っていました。そういうところは今日の試合でも出ていましたか。

 

「そうですね。最後まで足を止めなかったですし、日ごろの練習の成果が出ていると思います。球際だとか切り替えの速さというのは、我々が目指している世界に羽ばたく選手を育てようというところで、シンガポールに遠征行ったり、ナイキカップでアメリカで大会に出場したり、そうした世界のクラブが集まる大会に出場したときに、その部分を肌で、身に染みて感じたんですよね。そのあたりから、日ごろからより意識しているんですが、彼女たち自身が体験したことによってさらにそういう意識を強く持てるようになってだいぶ変わったと思います」

 

――コーチングスタッフの強みは、どういうところにありますか。

「コーチ含めやっぱりハードワークして、相手チーム分析もすごくよくやってくれましたし、セットプレーなども細かく、やってもらいました。本当に、なんて言うんですかね、勝利の女神は細部に宿るという言葉があると思うんですけど、そういう部分でコーチングスタッフは本当に選手たちのために、細かいところまで指導できたと思います」

 

――西谷監督は今年レッズに来られて、確か女子は初めてだったと聞いています。1年振り返ってどうでしょうか。

「まず、楽しいです。楽しかったです。初めて女子選手を指導して。僕のチャレンジでもあったんですけど、女子の選手のそういった特徴だとか、そういうのはわからなかったので難しい部分はありましたけど、日々勉強して、僕も彼女たちに色々学ばせてもらって、成長できた1年でした。最後にこういう結果も出て、本当に楽しい1年でした」

 

この原稿は、レッズレディースパートナーであるStoryHub社のプロダクトを活用し、人とAIが共創して作成させていただいております。

 

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