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(後編)強度を高めた状態で自分たちのゲームにする|越谷アルファーズ 橋本竜馬選手×松山駿選手 独占インタビュー

(後編)強度を高めた状態で自分たちのゲームにする|越谷アルファーズ 橋本竜馬選手×松山駿選手 独占インタビュー

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B1の舞台で厳しい戦いが続く越谷アルファーズ。橋本竜馬選手、松山駿選手の二人のポイントガードに、今の心境を聞いた。

 

強度の違いや遂行力の違いを改めて感じた

--開幕から強豪相手が続いていて(※)、ファンは少しやきもきしている部分があると思いますが、現状をどう捉えていますでしょうか。 ※第3節前に収録

 

橋本  トップチームの2つと、もちろん勝利を目指してやっていましたし、悔しい思いはすごくあるんですけれども、自分たちの現在地をこの2チームに教えてもらったと思っています。

 その中で実際にB1で戦っていくために何が必要か、どういう風にしていかなければいけないのかというところを、選手一人一人が今感じていると思います。日々の取り組みを、見直していったりとか、質を上げていくことしかないと思っていますし、そういったことが少しずつできて徹底できれば、僕たちも勝てるようになるのかなと思っています。

橋本選手

松山 去年とメンバーが約半分変わって、まだ他のチームと比べると完成度が全然違うという中で、この2節、4試合をトップチームとやって、その強度の違いだったり、その遂行力の違いを改めて感じた部分がありました。

 そうは言ってもやり続けるしかないし、下を向いててもしょうがないので、早く、早く勝利をしたいっていう気持ちもあるし、いずれトップチームも含めて互角に試合できるようになるために、練習でも強度を高く保ってやっていくしかないなという部分もあります。

 

--B1とB2の違いをどうとらえていますか。

 

松山 選手自体の大きさとか、体の大きさとかもそうですし、ぶつけ方とか、ボールを持ってないところでのぶつかり合いっていうのが、やっぱりB2とB1が全然違うなっていうところは感じています。

--安齋HCも会見でトップチームは体の当て方がうまく、フィジカルを削ってきていて、最後メンタルも削られてしまうということを話されていましたけど、選手としてはどう感じられていますか。

 

橋本 全てひっくるめて技術だったりとか、強さだと思うんですけど、より「疲れ」ですよね。疲れて、もう自分たちのマックスを出しても、相手はそれでも余力を残して最後に備えているじゃないですけど、そういった意味でそれがメンタルなのかもしれないですし、体力なのかもしれないです。向こうよりディスアドバンテージ、劣っているものがあるから、負けているっていうところなのかなと思います。

 

松山 削られて、最後にメンタルっていうのも言われていたんですけど、僕らは去年と違って、僕も含めて若いメンバーが増えて、そういうメンタルがどうしても落ちてしまうっていう面が結構あるので、そこは成長していかないとやっぱり戦っていけないのかなというのは思います。

--そういう中で橋本選手であったり、ジェフ・ギブス選手の声がけが多くなっていると思いますが、松山選手はどう感じていますか。

 

松山 ありがたいです。かといっていつまでもそこに頼ってしまっては、トップチームと渡り合えないと思うので、僕らが早く、竜馬さんだったり、ジェフだったり、そういうところのレベルまで上がっていかないといけないなと感じています。

 

 

強度を高めた状態で自分たちのゲームにする

--ポイントガードとして、試合の入り方で意識されているのはどのような部分でしょうか。

 

松山 去年から司令塔、ポイントカードに挑戦させてもらっていて、もともとはシューティングカードをやっていたので、まだまだやりながら学んでるという形ではあるんですけど、どこにアドバンテージがあるかとか、どういうセットプレーが効果的なのかっていうのを考えてやっていかないといけないと思っています。

橋本 強度ですかね。まず最初に自分たちが線を引くというか、審判にこれぐらいがファールっていうのを、相手が線を引くのか、自分たちが線を引くのかって、バスケットの中でだいぶ違いがあって、そこを自分たちが先にやって、強度を高めた状態で自分たちのゲームにするっていうのはすごい今意識していますね。

 

--もう少し教えてもらえますか。

 

橋本 強度を(高く)自分たちがやって、これが今日の試合ではファールじゃないっていうところを先にやる。(審判が笛を吹けば)「今の何でファールなんですか」と言える。そういうのを、自分たちがやっておく。

 

--同じポイントガードですが、全然視点が違うというのを知ると、試合を見るのがますます楽しみになりますね。

 

 

苦楽をともにしてきた仲間とバスケットができる喜び

--琉球戦では、岸本選手とのマッチアップがありましたが、かつてのチームメイトとの対戦は、どのような気持ちで迎えていますか。

 

橋本 自分がこれから先どれぐらいバスケットボールができるかわからないので、そういった意味での楽しみだったりとか、今まで一緒に汗をかいてきた仲間、一緒に苦楽をともにしてきた仲間とバスケットができる喜びであったりとか、そういうところですかね。

 相手を倒すというところが前提ではありますけど、一個人としては、この選手とも、あとどれぐらいバスケットができるんだろうな、というところは一番あります。

--11月にはファイティングイーグルス名古屋と当たりますけれども、昨年までのチームメイト、バッツ選手やハーパー選手との対戦はいかがですか。

 

松山 同じ感じで、負けたくないというのはあるんですけど、楽しみというのが、やっぱり一番大きくあって、相手の不得意とかも結構わかってるんで、そこをいかについていこうかなと、ちょっといたずらっぽい感じになっちゃうんですけど(笑)。そういうのも、また1つの楽しみです。

--昔からアルファーズを応援している人も対戦を楽しみにしていると思います。

 チームの躍進に合わせるかのように、地元のファンも増えてきたと思います。松山選手は、実感としてはいかがですか。

 

松山 僕4年目なんですけど、来たときより、本当に人も増えましたし、普通に街中にいるときも、声をかけられたりとか、普通にアルファーズのTシャツを着て歩いている人も見かけるので、よかったなと思っています。

 

--B1では、相手チームのファンも数多く遠征されていて、会場では相手チームへの声援も大きいので、その声援に負けないよう、もっともっと多くの人にアルファーズの応援に来てもらいたいですよね。

 

松山 そうですね。そのために、僕らはまず勝たないと、というところはあるんですけど。

 

 

次の日の活力になれればいい

--最後に、初めてアルファーズの試合を見に来た人に対して、見てもらいたい部分を教えてください。

 

橋本 熱量じゃないですかね。もうそれは何か見てわかりやすいかなと思いますし。

 埼玉県民の皆さんの、次の日の活力になれればいいかなと思います。ちょっと大きいですね、大きいこと言いすぎですね(笑)

松山 基本的に大きい人たちがやるスポーツだと思っていて。その中で、僕ぐらいがちょうど一般人の体の大きさだと思うので、同じような人が、こうやって大きい人の中で、シュート入れたりしてる、頑張っているというところを見てほしいなと思います。

 

この他にも、チームメイトとの話など、載せたい話がたくさんありますので、次回お届けします!

お楽しみに!(編集担当)