3日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、10月5日(土)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第33節 セレッソ大阪戦【MATCH PARTNER J:COM】に向けて意気込みを語った。
(火曜日の公開トレーニングの際、「ボールを持って攻撃でコントロールしたい」という声を何人もの選手から聞いた。マチェイ監督がミーティングなどで強調されていたのもそういったことなのか?)
「自分たちがボールを持ったときのマネジメントは改善していきたいと思っています。特に(ヴィッセル)神戸戦の前半のことを思い返せば、それが必要だと思っています。今週のトレーニングの中心的な部分がそういったところでした」
(神戸戦の前半はピッチコンディションも影響したと思うが、ロングボールが多用された。あのピッチコンディションの中でもボールをつないでゴールに運ぶことはできたと考えているのか?)
「それは可能だったと思います。ロングボールを使ってはいけないということではありませんが、ゾーン1でボールを持ったときにもう少しいい連係が取れたと思います。神戸もロングボールを使いながらゾーン1でボールを持つことはできていたので、それは可能だったと思います」
(マリウス ホイブラーテン選手が残念ながらケガをしてしまった。そのプレーと判定については議論できると思うが、おそらく相手選手に悪い気持ちはなかったと思う。ただ、起こった現象が重大だった。あのプレーに対してイエローカードは十分だったと思うのか?それでも意図や気持ちを抜きにして起こったことの大きさを判断すべきだと思うのか?)
「本日もマリウスと話をしましたが、彼の現状、そしてやや長期的に離脱してしまうという結果を考えるともっと処罰が大きくてもよかったと思います。しかしピッチ上ではレフェリーが近い距離で見ていましたし、副審やVAR(ビデオ アシスタント レフェリー)のサポートもありましたので、彼が取った判定は間違ってはいなかったと思います」
(結果よりもプレーそのものを見て判断する今の形に納得がいっているのか?)
「時間を戻すこともできませんし、判定を覆すこともできませんので、レフェリーの判定に対して話すのは現時点では私にとって重要なポイントではありません。何日か経ってマリウスにとっては大きなダメージがあるということは分かりましたが、その瞬間にどのような結果になるかは分からない状況での判定です。選手、コーチングスタッフ、レフェリーでこのようなケガが起こることを避けていかなければいけないと思います」
(マチェイ監督が言っていたようにマイボールの局面がうまくいっていたわけではないと思うが、マチェイ監督が持っているアイデアを実行してほしいと思うことと、選手がプレーしやすくなることを手伝うことのバランスをどう考えているのか?)
「私のビジョン、そしてどういうふうにチームに発展していってほしいかというところは重要だと思います。しかしシーズンの途中から指揮を執り始めましたので、現状での選手のスキルや習慣などを把握しなければいけません。そしてそれをどのようにチームの中で発揮してもらうかというものを見つけることが大事だと思います。ゲームを支配したいですし、長い時間、自分たちでボールを保持することがチャンスをつくる上で必要だと思います。しかし、何が何でもそれを実行しなければいけないということではありません。守備をしないといけない時間帯ももちろんあります。ですので、その両方でチームを発展させることができればと思っています」
(就任会見ではC大阪戦までの4試合で選手たちを見極めるというような話が出ていたと思う。今も改善点についての話が出ていたが、逆にレッズの強みについてどう感じているか?)
「攻撃のポテンシャルが全体的に高いと思います。トレーニングの中だけでも昨年のチームとそういったところに違いを感じます。できるだけ早く攻守のバランスが取れる形を見つけ、選手たちが自信を持ってそれを自由に発揮できるようにしたいと思っています」
(それがなかなかできないもどかしさがあるのではないか?)
「難しいところではあります。シーズン終盤という難しい時期でもあります。会見で私が言ったことは、攻守のバランスを見つけながら最初の4試合をプレーするということでしたが、メインのポイントはそこでしっかりと勝ち点を取ることでした。3試合プレーして取れた勝ち点が3ポイント。そして順位表での位置も我々が期待するところからは大きくかけ離れています。非常に興味深い時期であるとともに、難しい時期でもあります。次の対戦相手の対策を練りながら、同時に自分たちの発展を促さなければいけません」
(C大阪の印象は?)
「C大阪の直近3試合、特に昨日の試合は非常に堅いチームだったと言えると思います。湘南(ベルマーレ)戦は途中でシステムを変えましたので、ここ最近2.5試合は5バックでプレーしています。5バックに対してチャンスをつくるのは容易ではありません。前線には得点王争いをしているレオ セアラ、アシストがJ1リーグで最も多いルーカス フェルナンデスなどがいますので、彼らと対峙するのは難しいタスクではあると思います。ただ、彼らも完璧ではないですし、ミスも犯します。また、ホームゲームですので、前回のホームゲームだったFC東京戦よりいい結果を残したいと思っています。ホームで応援してくれているファン・サポーターの方々の力を借りながら、みなさんに勝利を届けたいと思います」
(ゲームキャプテンを西川周作選手が務めているが、最終的にキャプテンは彼に任せたのか?)
「そうですね。周作はゲームキャプテンだけではなくチームキャプテンを務めています。シーズンの途中で代えることはしたくありませんでしたし、周作は適任だと思いますが、基本的に私のチームでGKがキャプテンを務めることは珍しいです。昨年、私が就任したときも周作はキャプテンでしたが、それを代えました。私はどちらかというとフィールドプレーヤーをキャプテンにしたいと思っています」
(キャプテングループはどうなったのか?)
「キャプテングループはしっかりとチームのケアをしています。そして今まであったキャプテングループに経験のある選手を加えたいと思っています。かなり人数の多いキャプテングループになりますが、戦略的に彼らの能力を生かしたいと思っています」
(マリウス選手はここまで全試合に先発出場していた要のような存在だったと思うが、彼が離脱することでチームに及ぼす影響はどんなことがあるか?)
「いい質問だと思いますが、実際にどのような影響があるかは土曜日の試合を戦った上で見られると思います。マリウスのケガは同時に佐藤瑶大のチャンスでもあります。トレーニングの中でも瑶大のハードワークは見ていました。彼がプレーすることはチームにとっても強みになるかもしれません。(井上)黎生人と瑶大にとってはディフェンスラインをまとめる大きな役割がありますし、それは簡単ではないと思います。彼らが一緒にプレーしたのはニューカッスル(ユナイテッド)戦が最後でした。そのときよりさらに良い連係が見られると思います」
(ニューカッスル戦でしか組んだことがない2人がリーグで組むことは珍しいことだと思うが、しっかり守ってくれそうな期待はあるか?)
「選手たちを信じていますし、瑶大と黎生人はいいプレーをしてくれると思っていますので、不安や心配はありません」
(ゴールが3試合で1点しか生まれていないということは攻撃陣にもチャンスがあると思うが、レッズにはマチェイ監督が「レッズの将軍」と言った興梠慎三選手がいるが、彼にもチャンスはあると捉えていいのか?)
「もちろん3試合でゴールが1しかないということは満足いくものではありません。またチャンスメークの数も十分ではないと思います。ホームのFC東京戦がベストゲームだったと思います。ですが、フィニッシュのレベルが十分ではありませんでした。攻撃のいろいろなセットアップを試しています。最初はブライアン(リンセン)がストライカーとしてプレーし、ブライアンがケガをしてからはチアゴ(サンタナ)がプレーしています。トップ下、左ウイングも替えながら最も良い形を探しています。そして今は何人かの選手がケガから戻ってくることを待っている状況でもあります。C大阪戦ではより多くのチャンスを作りたいと思っていますが、もちろん簡単なことではありません。そしてチャンスをつくるだけではなく、フィニッシュを冷静に決めることが重要になってくると思います。慎三は素晴らしい選手であり、彼をリスペクトしています。そしてトレーニングでもハードワークして常にベストを尽くしている選手です。今後の試合でピッチに立つことは必ずあると思っていますが、そのタイミングがいつかはまだ分かりません」
(C大阪戦で2試合続けてVARによってPKの判定になったが、西川選手がセーブしてくれた。プラスアルファ、浦和レッズにはセンターバック、GKの後ろにすごく大きなDFがいると思うが、マチェイ監督はどう感じているか?)
「ゴール裏の方々も次の試合でも大きな力を与えてくれると思います。FC東京戦でも70分で2失点している状況でファン・サポーターの方々は常に後押ししてくれました。そして試合終了の瞬間まで応援してくれました。ただ、試合が終わった瞬間に静かになったのは、私にとって非常につらい経験となりました。我々がファン・サポーターに勝利を届けて、ファン・サポーターが祝うという場面をつくることができませんでした。非常に残念でした」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(火曜日の公開トレーニングの際、「ボールを持って攻撃でコントロールしたい」という声を何人もの選手から聞いた。マチェイ監督がミーティングなどで強調されていたのもそういったことなのか?)
「自分たちがボールを持ったときのマネジメントは改善していきたいと思っています。特に(ヴィッセル)神戸戦の前半のことを思い返せば、それが必要だと思っています。今週のトレーニングの中心的な部分がそういったところでした」
(神戸戦の前半はピッチコンディションも影響したと思うが、ロングボールが多用された。あのピッチコンディションの中でもボールをつないでゴールに運ぶことはできたと考えているのか?)
「それは可能だったと思います。ロングボールを使ってはいけないということではありませんが、ゾーン1でボールを持ったときにもう少しいい連係が取れたと思います。神戸もロングボールを使いながらゾーン1でボールを持つことはできていたので、それは可能だったと思います」
(マリウス ホイブラーテン選手が残念ながらケガをしてしまった。そのプレーと判定については議論できると思うが、おそらく相手選手に悪い気持ちはなかったと思う。ただ、起こった現象が重大だった。あのプレーに対してイエローカードは十分だったと思うのか?それでも意図や気持ちを抜きにして起こったことの大きさを判断すべきだと思うのか?)
「本日もマリウスと話をしましたが、彼の現状、そしてやや長期的に離脱してしまうという結果を考えるともっと処罰が大きくてもよかったと思います。しかしピッチ上ではレフェリーが近い距離で見ていましたし、副審やVAR(ビデオ アシスタント レフェリー)のサポートもありましたので、彼が取った判定は間違ってはいなかったと思います」
(結果よりもプレーそのものを見て判断する今の形に納得がいっているのか?)
「時間を戻すこともできませんし、判定を覆すこともできませんので、レフェリーの判定に対して話すのは現時点では私にとって重要なポイントではありません。何日か経ってマリウスにとっては大きなダメージがあるということは分かりましたが、その瞬間にどのような結果になるかは分からない状況での判定です。選手、コーチングスタッフ、レフェリーでこのようなケガが起こることを避けていかなければいけないと思います」
(マチェイ監督が言っていたようにマイボールの局面がうまくいっていたわけではないと思うが、マチェイ監督が持っているアイデアを実行してほしいと思うことと、選手がプレーしやすくなることを手伝うことのバランスをどう考えているのか?)
「私のビジョン、そしてどういうふうにチームに発展していってほしいかというところは重要だと思います。しかしシーズンの途中から指揮を執り始めましたので、現状での選手のスキルや習慣などを把握しなければいけません。そしてそれをどのようにチームの中で発揮してもらうかというものを見つけることが大事だと思います。ゲームを支配したいですし、長い時間、自分たちでボールを保持することがチャンスをつくる上で必要だと思います。しかし、何が何でもそれを実行しなければいけないということではありません。守備をしないといけない時間帯ももちろんあります。ですので、その両方でチームを発展させることができればと思っています」
(就任会見ではC大阪戦までの4試合で選手たちを見極めるというような話が出ていたと思う。今も改善点についての話が出ていたが、逆にレッズの強みについてどう感じているか?)
「攻撃のポテンシャルが全体的に高いと思います。トレーニングの中だけでも昨年のチームとそういったところに違いを感じます。できるだけ早く攻守のバランスが取れる形を見つけ、選手たちが自信を持ってそれを自由に発揮できるようにしたいと思っています」
(それがなかなかできないもどかしさがあるのではないか?)
「難しいところではあります。シーズン終盤という難しい時期でもあります。会見で私が言ったことは、攻守のバランスを見つけながら最初の4試合をプレーするということでしたが、メインのポイントはそこでしっかりと勝ち点を取ることでした。3試合プレーして取れた勝ち点が3ポイント。そして順位表での位置も我々が期待するところからは大きくかけ離れています。非常に興味深い時期であるとともに、難しい時期でもあります。次の対戦相手の対策を練りながら、同時に自分たちの発展を促さなければいけません」
(C大阪の印象は?)
「C大阪の直近3試合、特に昨日の試合は非常に堅いチームだったと言えると思います。湘南(ベルマーレ)戦は途中でシステムを変えましたので、ここ最近2.5試合は5バックでプレーしています。5バックに対してチャンスをつくるのは容易ではありません。前線には得点王争いをしているレオ セアラ、アシストがJ1リーグで最も多いルーカス フェルナンデスなどがいますので、彼らと対峙するのは難しいタスクではあると思います。ただ、彼らも完璧ではないですし、ミスも犯します。また、ホームゲームですので、前回のホームゲームだったFC東京戦よりいい結果を残したいと思っています。ホームで応援してくれているファン・サポーターの方々の力を借りながら、みなさんに勝利を届けたいと思います」
(ゲームキャプテンを西川周作選手が務めているが、最終的にキャプテンは彼に任せたのか?)
「そうですね。周作はゲームキャプテンだけではなくチームキャプテンを務めています。シーズンの途中で代えることはしたくありませんでしたし、周作は適任だと思いますが、基本的に私のチームでGKがキャプテンを務めることは珍しいです。昨年、私が就任したときも周作はキャプテンでしたが、それを代えました。私はどちらかというとフィールドプレーヤーをキャプテンにしたいと思っています」
(キャプテングループはどうなったのか?)
「キャプテングループはしっかりとチームのケアをしています。そして今まであったキャプテングループに経験のある選手を加えたいと思っています。かなり人数の多いキャプテングループになりますが、戦略的に彼らの能力を生かしたいと思っています」
(マリウス選手はここまで全試合に先発出場していた要のような存在だったと思うが、彼が離脱することでチームに及ぼす影響はどんなことがあるか?)
「いい質問だと思いますが、実際にどのような影響があるかは土曜日の試合を戦った上で見られると思います。マリウスのケガは同時に佐藤瑶大のチャンスでもあります。トレーニングの中でも瑶大のハードワークは見ていました。彼がプレーすることはチームにとっても強みになるかもしれません。(井上)黎生人と瑶大にとってはディフェンスラインをまとめる大きな役割がありますし、それは簡単ではないと思います。彼らが一緒にプレーしたのはニューカッスル(ユナイテッド)戦が最後でした。そのときよりさらに良い連係が見られると思います」
(ニューカッスル戦でしか組んだことがない2人がリーグで組むことは珍しいことだと思うが、しっかり守ってくれそうな期待はあるか?)
「選手たちを信じていますし、瑶大と黎生人はいいプレーをしてくれると思っていますので、不安や心配はありません」
(ゴールが3試合で1点しか生まれていないということは攻撃陣にもチャンスがあると思うが、レッズにはマチェイ監督が「レッズの将軍」と言った興梠慎三選手がいるが、彼にもチャンスはあると捉えていいのか?)
「もちろん3試合でゴールが1しかないということは満足いくものではありません。またチャンスメークの数も十分ではないと思います。ホームのFC東京戦がベストゲームだったと思います。ですが、フィニッシュのレベルが十分ではありませんでした。攻撃のいろいろなセットアップを試しています。最初はブライアン(リンセン)がストライカーとしてプレーし、ブライアンがケガをしてからはチアゴ(サンタナ)がプレーしています。トップ下、左ウイングも替えながら最も良い形を探しています。そして今は何人かの選手がケガから戻ってくることを待っている状況でもあります。C大阪戦ではより多くのチャンスを作りたいと思っていますが、もちろん簡単なことではありません。そしてチャンスをつくるだけではなく、フィニッシュを冷静に決めることが重要になってくると思います。慎三は素晴らしい選手であり、彼をリスペクトしています。そしてトレーニングでもハードワークして常にベストを尽くしている選手です。今後の試合でピッチに立つことは必ずあると思っていますが、そのタイミングがいつかはまだ分かりません」
(C大阪戦で2試合続けてVARによってPKの判定になったが、西川選手がセーブしてくれた。プラスアルファ、浦和レッズにはセンターバック、GKの後ろにすごく大きなDFがいると思うが、マチェイ監督はどう感じているか?)
「ゴール裏の方々も次の試合でも大きな力を与えてくれると思います。FC東京戦でも70分で2失点している状況でファン・サポーターの方々は常に後押ししてくれました。そして試合終了の瞬間まで応援してくれました。ただ、試合が終わった瞬間に静かになったのは、私にとって非常につらい経験となりました。我々がファン・サポーターに勝利を届けて、ファン・サポーターが祝うという場面をつくることができませんでした。非常に残念でした」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】