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競技人生の分岐点とラグビーの醍醐味(前編)|ヤクルトレビンズ戸田 土井將聖選手×髙田賢臣選手 独占インタビュー

競技人生の分岐点とラグビーの醍醐味(前編)|ヤクルトレビンズ戸田 土井將聖選手×髙田賢臣選手 独占インタビュー

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2025-26シーズンに5年目を迎えたジャパンラグビー リーグワン。ファンや地域とのつながりを大切にしながら、世界を見据えて進化を続けるこのリーグで、各チームが熱戦を繰り広げている。


埼玉県戸田市をホストエリアとするヤクルトレビンズ戸田は、昨季リーグに初参入。2年目となる今季はさらなる飛躍を誓い、チームとしての成長が期待されている。


今回は、今季から共同キャプテンを務めるチームの中心選手・土井將聖選手と、2024年に加入し、サッカー経験を持つ埼玉県さいたま市出身の髙田賢臣選手にインタビュー。異なるキャリアを歩んできた2人が、ラグビーと向き合う原動力、レビンズに加入するまでの想いを語ってくれた。

異なるそれぞれのキャリア

――まずはお二人のラグビーキャリアについてお聞かせください。土井選手は、ラグビーとの出会いをどのように迎えられたのでしょうか?

地元は大阪府寝屋川市で、中学生のときに常翔啓光学園でラグビーを始めました。中高一貫校だったのでそのまま続け、立正大学に進学。現在はヤクルトレビンズ戸田でプレーしています。

土井選手

土井選手

――髙田選手は、地元・埼玉県のご出身とのことですが、これまでのご経歴について教えていただけますか?

埼玉県さいたま市出身で、中学では大宮東中学校のサッカー部に所属していました。浦和高校進学後にラグビーを始め、筑波大学に進学。1年目はサッカー部(蹴球部)に入りましたが、2年目からラグビー部に復帰し、その後ヤクルトレビンズ戸田に加入しました。

高田選手

高田選手

――髙田選手のキャリアはとても興味深いです。もともとはサッカーを志されていたそうですが、ラグビーに転向された経緯を教えていただけますか?

高校でラグビーを始めたのは、大学でサッカーをやることを見据えていたからでした。体格を活かせる似た競技という理由もあって選びました。浦和高校はラグビーの強豪校だったので、まずは体をしっかり作って、大学でのサッカーに備えようと考えていたんです。筑波大学蹴球部は組織力も高く、その環境でプレーしたいという思いから1年間だけ挑戦しました。やり切ったという気持ちがあり、その後ラグビーに戻りました。

高田選手

高田選手

――土井選手は、中学・高校・大学とラグビーを続けてこられましたが、ご自身にとっての分岐点やターニングポイントはありましたか?

中学入学の年に、啓光学園が花園で優勝していて、当時から強豪校でした。どうせ部活をやるなら一番強いラグビーを、と思って始めたのがきっかけです。明確な分岐点はありませんが、最初からトップリーグでプレーするのが目標でした。始めた頃は周囲が経験者ばかりで、体の大きい選手から小柄な選手まで、それぞれに役割があるのがラグビーの魅力だと感じました。

土井選手

土井選手

――髙田選手がラグビーを続ける中で、印象に残っている出来事はありますか?

高校時代、花園に出場し、正月までに2回勝てたことが大きな転機でした。「3年間やり切った」と思えたので、一度ラグビーを離れました。ただ、その後蹴球部で学んだ組織運営の考え方は、ラグビー復帰後にも活きましたし、良い経験になったと思っています。

高田選手

高田選手

――サッカーとラグビー、両方の競技を経験される中で、苦労されたことや壁にぶつかった場面はありましたか?

大学2年でラグビーに戻ったとき、フィジカルの差を強く感じました。「もっと体を大きくしないと」と思いましたね。ただ、サッカーで鍛えたスタミナやロングキックは武器として活きました。

高田選手

高田選手

ラグビーは「それぞれが輝ける」

――土井選手が、リーグワンまでラグビーを続けてこられた原動力は何だったのでしょうか?

単純に、「ラグビーが好きだから」です。他にも空手やハンドボール、野球などを経験しましたが、ラグビーが一番面白いと感じました。

土井選手

土井選手

――ご自身の強みや、ラグビーの中でパフォーマンスを発揮できたと感じる場面はありますか?

特別にこれが、というのはありませんが、試合に出続けられていたこともあって、楽しいと感じていました。レビンズに入ってから、1年目はコロナで試合がなく、2年目はほとんど出場できず「楽しくない」と思った時期もありましたが、結局はラグビーが好き。それが原動力ですね。

土井選手

土井選手

――髙田選手は、ラグビーのどのような点に魅力を感じていらっしゃいますか?

それぞれの選手に輝ける瞬間があるところです。僕にとってはキックで、五郎丸歩さんのように自分にフォーカスされる場面でスポットライトが当たる。その中でどれだけ良いキックができるか。ポジションごとに見せ場があるのがラグビーの良さだと思います。

高田選手

高田選手

――土井選手は、初めてラグビーをご覧になる方に、どのようなポイントに注目してほしいと感じていますか?

体のぶつかり合いによる「音」の迫力はラグビーならでは。大柄な選手の激しいコンタクト、スピード系の選手の走りなど、タイプの違いも魅力です。

土井選手

土井選手

――髙田選手はいかがでしょうか?ラグビーを初めて観る方に、どのような魅力を伝えたいですか?

土井選手に全部言われてしまいました(笑)。でも「音」の迫力は本当にすごいです。テレビで観るのも良いですが、現地のスタジアムで聞く「人と人がぶつかる音」には驚きがあると思います。

高田選手

高田選手

――スタジアムでラグビーを初めて観戦される方に向けて、「ここは注目してほしい」というポイントがあれば教えてください。

まずは前方の席で「迫力」を感じてほしいです。大きな体でぶつかり合う姿や筋肉も見どころです。

高田選手

高田選手

初心者の方はまず横(メインスタンド・バックスタンド)からの席の方がプレー全体を見やすいかもしれません。

土井選手

土井選手

戦術面を見るなら縦の席が向いていますが、最初は横、次のステップで縦と、段階的に観ると楽しめると思います。

高田選手

高田選手

レビンズ加入は地元・埼玉への“恩返し”

――それでは、ヤクルトレビンズ戸田に加入されてからのエピソードについてお伺いします。土井選手は、チームとの出会いや加入のきっかけを教えていただけますか?

もともとヤクルトにラグビーチームがあることを知らなかったのですが、大学4年生のときに合同トライアウトがあって、当時の堀越正己監督に誘われて参加しました。そこで高安現監督から「ヤクルトでプレーしないか?」と声をかけてもらい、加入しました。

土井選手

土井選手

――学生時代から、将来のビジョンや目標などは描いていらっしゃったのでしょうか?

もちろんリーグワンを目指していました。地元が大阪だったので、ドコモ(現・レッドハリケーンズ大阪)や近鉄(現・花園近鉄ライナーズ)の試合を観に行っていました。そんな中でヤクルトとのご縁があって、このチームに入りました。

土井選手

土井選手

――髙田選手は、レビンズ加入までの経緯について教えていただけますか?

大学時代、同じように声をかけていただいたのがきっかけです。いくつか選択肢がありましたが、僕は埼玉でラグビーを始め、ラグビーに救われたと感じていたので、地元・埼玉のラグビー界に恩返しがしたいという思いで、このチームを選びました。

高田選手

高田選手

――土井選手はチームで経験を積んでこられましたが、ヤクルトレビンズ戸田にはどのような印象を持たれましたか?

上下関係があまりないですね(笑)。体育会系といえば厳しいイメージがあって、高校・大学も厳しい環境でしたが、このチームに来て「こんなにフラットなんだ!」と驚きました。自分はけっこう生意気だったのですが(笑)、先輩にちょっかいを出しても、みなさん優しく接してくれました。大学時代から先輩たちにかわいがってもらっていたので、上の人に絡むのは苦手ではなかったです。

土井選手

土井選手

――髙田選手は、チームの雰囲気についてどのように感じていますか?

僕はまだそのあたり、少し気を遣ってしまう部分があります(笑)。もっとガツガツ行けば、先輩方も受け入れてくださるんだろうなとは思っています。

高田選手

高田選手

この続きの後編は近日公開予定です!ヤクルトレビンズ戸田のスタイルやマイブーム、ファンへの想いなどを語っていただきました。