日本のプロバスケットボールリーグであるB.LEAGUEは、3つのカテゴリーで構成され、全国各地のクラブが地域に根ざした活動を展開している。2026-27シーズンからはリーグ構造の刷新などを伴う改革「B.革新」がスタートし、国内バスケットボール界の注目度はさらに高まっていくと見られる。
その3部にあたるB3リーグに所属するのが、埼玉県さいたま市と所沢市を拠点に活動するさいたまブロンコスだ。今シーズンはリーグ上位争いを展開し、プレーオフ進出を決めるなど、クラブとしてさらなる飛躍を目指した戦いを続けている。
今回は、在籍4年目でチームを牽引するキャプテンの川邉亮平選手と、埼玉県所沢市出身の今池翔大選手にインタビュー。さいたまブロンコスでプレーする思いや会場での盛り上がり方、優勝への意気込みなどを語ってもらった。
体現するチームの指針
ーー川邉選手は在籍を重ねてキャプテンも務められています。主将に就任して意識されていることはありますか?
正直、キャプテンだからといって特別に何かをしているわけではなく、個性の強いメンバーを尊重することを大切にしています。一歩後ろから全体を見て、チームの雰囲気を良くすることを意識しています。
川邉 選手
ーー今池選手から見て川邉選手はキャプテンとしてどのような姿に映っていますか?
「チームのお母さん」という感じです(笑)。いつも見守ってくれている存在ですね。自分の役割を一番体現している選手でもあって、とても頼りになる存在です。
今池 選手
ーーチームスローガンとして「WildPower」というテーマを掲げていますが、このスローガンを体現しようと普段心がけていることはありますか?
「野性的に」という意味が込められています。自分は派手なプレータイプではありませんが、体を張る部分では体現していきたいと思っています。
川邉 選手
ーー今池選手は地元・所沢市出身ですが、小さなころから試合を見ていた中で、今このチームでやっていて「WildPower」というスローガンを掲げて意識されることはありますか?
スローガンを強く意識しているというより、常にアグレッシブにプレーすることを求められています。とにかく点数に絡むことは意識しています。地元ということもあって応援してくださる方が多いので、コートで結果を出すことが恩返しだと思っています。特に所沢での試合は特別な思いがあります。
今池 選手
観客と作り上げる会場の温かさ
ーーお二人が感じているさいたまブロンコスの良さや特徴を伺いたいです。他のチームにはない、ブロンコスならではの特徴は何かありますか?
ファンの皆さんを「ブロー」と呼んでいますが、本当に温かく、どんな状況でも前向きに応援してくれる存在です。選手としてとてもプレーしやすい環境だと感じています。
川邉 選手
ーー今池選手は“ブロンコスらしさ”をどのようなところに感じていますか?
若手からベテランまで幅広い年代の選手がいて、コミュニケーションが取りやすいチームです。雰囲気も良く、自然とまとまりがあると感じています。
今池 選手
ーー会場でバスケを見ていただく方におすすめしたい注目ポイントはありますか?
試合の迫力はもちろんですが、「こんなに大きい選手と戦うのか!」というサイズ感は、会場でしか味わえない魅力だと思います。
川邉 選手
プレーの面白さに加えて、会場全体が一体となって盛り上がる雰囲気も感じてほしいです。ベンチやファンと一緒に作る空気感も魅力の一つだと思います。
今池 選手
ーー応援についてもお聞かせください。例えば野球やサッカーのように応援歌があったり、バスケならではの応援方法はあるのでしょうか?
ブロンコスでは応援歌はありませんが、フリースローの場面は特に盛り上がります。「咲き誇れさいたま!」と言いながら拍手をする応援があります。
川邉 選手
応援の種類はいろいろありますが、まずはフリースロー後の「咲き誇れさいたま!」を覚えてもらえると、より楽しめると思います。
今池 選手
総合力を高めて結果へつなげる
ーーお二人のポジションと試合で担う役割についてご説明いただきたいです。川邉選手からお願いします。
スモールフォワードですが、得点だけでなくディフェンスやアシストでチームに貢献する役割が多いです。相手とのマッチアップなど、守備の部分にも注目してほしいです。
川邉 選手
※スモールフォワード:得点も守備も担う万能な前線選手
ーー今池選手もご自身のポジションとプレースタイルについて教えてください。
ポイントガードとして、チームの流れを見ながらプレーを組み立てる役割です。得点にも絡むことを求められているので、ドライブ(ドリブルでディフェンスを抜き去りリングへ向かって切り込むプレー)にも注目してもらえたらうれしいです。
今池 選手
ーーチームによってバスケのスタイルに違いがあると思いますが、ブロンコスの特徴はどのようなものでしょうか?
これまではオフェンス重視のスタイルでしたが、今シーズンはディフェンスも強化しています。攻守のバランスが向上したことが、結果につながっていると感じています。
川邉 選手
ーー試合前後などに会場でファンの方と交流したエピソードなどはありますか?
試合後にコートを一周する際、手を振ったり、自分のタオルを掲げてくれている方を見ると、応援してもらっている実感があります。
川邉 選手
自分のグッズを持ってくださっている方を見ると、より応援していただいていると感じられてうれしいですね。
今池 選手
ーー最後に、さいたまブロンコスを応援するファンの方へ、お二人からメッセージをいただけたらと思います。
今シーズンは優勝しか狙っていません。シーズンの最後にファンの皆さんと優勝を分かち合えるよう、全力で戦います。応援よろしくお願いします。
今池 選手
いつも応援ありがとうございます。今シーズンはB3リーグ最後の年でもあり、優勝を目指しています。そのためにはブローの皆さんの声援が不可欠です。最後まで一緒に戦っていただけたらうれしいです。
川邉 選手