コートに立つのはわずか5人。しかし、その小さなコートには、観る人の心を一瞬でつかむスピード、技術、そして熱狂が詰まっています。次々と展開が変わるスリリングな攻防が魅力のフットサル。ユースオリンピックでは2018年のブエノスアイレス大会から正式種目となった、今注目されているスポーツの1つです。
実は埼玉県には、日本女子フットサル最高峰のFリーグに所属するチームがあります。その名は「さいたまSAICOLO(サイコロ)」!
今回は、チームの練習場にお邪魔しフットサルならではの魅力や、今後の展望を聞きました。
サッカーとの違いは?フットサルの独自ルール
11人で行うサッカーのコートが「標準的なサイズで105m×68m」なのに対し、フットサルのコートは「40m×20m」と、広さはおよそ9分の1。
コートが小さいため、攻守の切り替えが速く、一人ひとりがボールに触れる機会が多いという特徴があります。選手交代が自由で、オフサイドがなく、スローインの代わりにキックインでプレーを再開するなど、サッカーとは異なる独自のルールも採用されています。
また、使用するボールも、サッカーの5号球(直径22cm)に対し、フットサルでは一回り小さい4号球(直径20.5cm)が使われます。特有の小さなボールも、選手のテクニックを際立たせます。足元に吸いつくような巧みなボール捌きによって、スピーディーな試合展開が生み出されます。
埼玉から日本代表選手の輩出を目指す
11チームが所属する「日本女子フットサルリーグ(Fリーグ)」に、埼玉県から唯一参戦しているのが「さいたまSAICOLO」。2011年に埼玉県さいたま市で創設され、「地域に愛される、日本一のクラブになる」ことをビジョンに掲げ、さいたま市岩槻区や川越市などを拠点に活動しています。
過去最高成績は2018-2019シーズンの3位。今季は上位進出を目標に戦い、クラブとしては将来的な日本女子フットサルリーグ制覇や日本代表選手の輩出も見据えています。
取材当日は、山岸輝久監督を中心に選手同士でも積極的な声かけが見られ、笑顔を交えながらも緊張感のあるトレーニングが行われていました。
練習にも気合が入ります!
「相手チームだったら嫌」埼玉の熱い声援に支えられる
キャプテンを務める山田ひかる選手は、チームの特徴について「攻守において、『戦う』ところにフォーカスして試合をするチーム」と説明。若い選手が多く在籍するなか、現在はリーグでの上位進出と、全日本女子フットサル選手権の全国大会出場を目標に掲げています。
一方、アニージャ湘南でのプレーを経て今季から加入した後藤伊史選手は、埼玉で感じた印象について「サッカーが盛んなだけあって、応援の熱が高い」とコメント。「日本女子のリーグでもナンバーワンじゃないかなと思います。相手チームだったらめちゃくちゃ嫌です(笑)」と、SAICOLOを後押しする声援の大きさに驚きを口にしました。
山田選手は、埼玉とのつながりについて「イベントがあったら積極的に参加したり、スポンサーさんのところにご挨拶に行ったりしています。あと、利用させてもらっている地域の温泉施設があるんですけど、そこにお邪魔させていただいたり。地域の方との関わりは大事にしているなと思います」と説明します。
また、試合では結果が出ない時期にもファンから声をかけてもらうそう。「今は負けている試合が多いんですけれど、その中でも『今日の試合良かったよ』『頑張ってたね』『もっと頑張って、これからだよ』と前向きな言葉をかけてくださる。応援してくれている人がいるということは、すごくありがたいことだなと思います」と感謝を口にしました。
選手が語る、フットサルにしかない圧倒的魅力3選!
山田選手、後藤選手はともにサッカーを経験してからのフットサル転向組。そんなお二人に、“フットサルならでは”の魅力を聞きました。
① 攻守が目まぐるしく入れ替わるスピード感
2人が挙げたのが、サッカーとは異なる展開の速さです。
山田選手は「攻守の切り替えが激しかったり、サッカーよりもスピード感のあるプレーは魅力かなと思います」とコメント。後藤選手も「サッカーよりも点が入りやすかったり、逆転のチャンスがあったりします。あとは交代が自由なので、見ていて飽きない」と語り、「少しバスケットボールに近いイメージ」とそのテンポの速さを教えてくれました。
一瞬のスキを縫う華麗なドリブル
② 足元に注目!トリッキーな足技と独自セットプレー!
「セットプレーでは、他のチームがあまりやっていないようなものが多い」と、SAICOLO独自のセットプレーも見どころに挙げる山田選手。
具体的には、相手陣キックインでのセットプレーなど。SAICOLOはボールを股の間から通したブラインドのキックインや、相手の動きを見てどこに抜けるか、止まるかにこだわっています。
③ コートがこんなに近い!目の前で感じる選手同士の激しい攻防
さらに、現地観戦ならではの魅力は選手との距離の近さ。
山田選手からは「アリーナ席はすごく前の席で見られるので、そこで見てもらえるとより迫力を感じられる」との声もあり、後藤選手も「映像だと『何が起こったの?』となるようなプレーも、現地で見るとより楽しめます」と教えてくれました。
また、観戦の時は人の配置や、ボールが次にどう動くか、その視点で見るのも一層ゲームを楽しめる要素になるとのことでした。
SNSやイベントで女子フットサルの認知拡大へ
さいたまSAICOLOの選手お二人に、埼玉でフットサルをさらに盛り上げていくためのアイデアについても聞きました。
山田選手は「SNSなどで発信したり、今まで以上にイベントへ積極的に参加したりして、まず認知してもらうことが大事」と語り、後藤選手も「女子フットサルはまだすごくマイナーなので。『こういう競技があるんだ』と知ってもらうきっかけを作れたら」と意欲を示します。
また、他チームの取り組みとしてYouTubeやVlogを活用した動画発信のアイデアも話題に。「自分たちは担当ではないですが(笑)、動画作成ができる方もいると思います」と、今後の可能性にも触れました。
さらに、サッカーとフットサルの両方を経験してきた両選手からは、フットサルが足元の技術を磨くきっかけになるという声も。クラブ側も来年度以降、一般の方が選手と一緒にプレーできる体験会などを定期的に開催していきたいと考えており、競技を知ってもらう入口を増やしていきたいとしています。
Instagramでしか見られない情報もあるかも!?チームのSNSでは最新情報が見られます!
気になったら会場へ!生の迫力を体感しよう!
さいたまSAICOLOは9月20日(日曜日)に、第10節にあたるフウガドールすみだレディースと西宮市立中央体育館で顔を合わせます。
埼玉でフットサル熱を高めるために奮闘を続けるさいたまSAICOLO。フットサルならではのスピードや駆け引き、迫力を是非会場で感じてください!
選手とクラブが一体となって歩む今後のさらなる飛躍にも注目!
チームのInstagramやYouTubeも是非チェックしてみてくださいね!
すぽったま!からのご案内
現在すぽったま!では、試合観戦のスタンプラリーを実施中です!すぽったま!の公式LINEを友達追加の上、観戦に足を運んだ試合会場でGPSチェックインをするだけで、ポイントが貯まります。
貯まったポイントに応じて豪華景品が当たりますので、是非この機会にご参加ください!


