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ラグビー女子日本代表「サクラフィフティーン」がやってくる!世界と戦うその瞬間を熊谷で。

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日本ラグビーの聖地として知られる熊谷スポーツ文化公園ラグビー場。その舞台で2026年10月31日、「太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE MATCH 2026 女子日本代表 vs 女子ウェールズ代表」が開催されます。

世界レベルの熱戦が繰り広げられるこの一戦には、実は埼玉県ゆかりの選手たちも出場予定。地元・埼玉から日本代表を目指し、世界に挑む選手たちはどんな思いでピッチに立つのでしょうか。

 

今回は、その選手2人に特別インタビュー。試合の見どころとともに、女子ラグビーの魅力をたっぷりお届けします。

2026年10月31日 女子日本代表対女子ウェールズ代表 熊谷ラグビー場 16時キックオフⓒJRFU

2029年W杯でのベスト8を目標に掲げる

15人制ラグビー女子日本代表の愛称「サクラフィフティーン」は、2013年に命名。愛称は一般公募され、実際に新しい愛称を掲げて戦う選手たちを中心に選考が行われました。その選手の共通のイメージが、代表ジャージーの胸に輝く桜のエンブレム。

 

また、応募作品の中に多く使われた言葉も「桜」。このことから、選手の想いと全国の方の思いが一つになって生まれた愛称が、「サクラフィフティーン(15人制の愛称)」と「サクラセブンズ(7人制の愛称)」だったのです。

桜のエンブレムの入ったジャージーを着る公家明日香選手

公家選手の纏うジャージーには桜のエンブレムが

今年8月に就任した北川俊澄ヘッドコーチのもと、テンポよくボールをつなぐ攻撃などで「ファストラグビー」に取り組む日本代表。目標に掲げるのは2029年ワールドカップでのベスト8進出です。

ミニコラム

観戦前に知っておきたい!女子ラグビー豆知識

熊谷での女子15人制日本代表の国際試合は、2022年7月の南アフリカ戦以来、約4年3カ月ぶりの開催となります。

 

今回の一戦は、「WXV Global Series」の一環として行われます。「WXV」は、女子15人制ラグビーの国際試合の機会を増やし、各国の競技力向上を図るため、2023年に始まりました。2026年からは従来の3部門制を2部門制に再編。日本とウェールズを含む12チームが参加する「WXV Global Series」は、各国を行き来するホーム・アウェー方式で行われています。

埼玉で築いたキャリアと“熊谷開催”への思い

今回は、熊谷を拠点とするARUKAS QUEEN KUMAGAYA(アルカス熊谷)の公家(くげ)明日香選手と、埼玉県出身の香川メレ優愛(ゆうあ)ハヴィリ選手にインタビュー。ラグビーの聖地・熊谷で行われる大一番を前に、試合への意気込みや日本代表への思い、そして女子ラグビーならではの魅力について語っていただきました。

公家明日香選手(左)と香川メレ優愛ハヴィリ選手(右)

インタビューに応じてくれた公家選手(左)と香川選手(右)

7人制ラグビーの2016年リオ五輪での正式種目採用を受け、「オリンピアンになりたい」という夢を抱いてきた両選手。

 

神奈川県出身の公家選手は高校からラグビーを始め、立正大学への進学を機に熊谷へ。日本代表の先輩たちに憧れ、「ただただ、そこを目指したいという気持ちで、ずっとラグビーを続けていました」と振り返ります。

 

インタビューに答える公家明日香選手

 

女子ラグビーでは、シーズンや大会に応じて7人制と15人制の両方に取り組む選手も少なくありません。限られた人数で広いスペースを駆け抜ける7人制と、それぞれの役割を担いながら戦う15人制。それぞれ異なる魅力があり、女子日本代表選手の中にも両方の経験を持つ選手が多くいます。

 

その1人である公家選手の道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。7人制と15人制を行き来する中で、体重管理などのコンディション調整に苦労した時期もあったと振り返ります。その後、15人制で自身の強みを磨き続け、2022年には憧れの女子日本代表デビューを果たしました。

 

チームメイトの香川選手は、「ラインアウトのスローの正確性はチーム一だと思いますし、ハンドリングも本当に器用」と公家選手を絶賛。「フォワードのポッドに入った時もバックスを生かすことができる」と、その高いスキルに信頼を寄せています。
スクラムやラインアウトなどのセットプレーを支える公家選手の存在は、女子日本代表の大きな強みの一つです。

ミニコラム

実は体づくりも違う!

7人制は広いグラウンドを少人数で駆け回るためスピードと運動量が重視されます。一方、15人制は激しい接触プレーが多く、パワーやフィジカルの強さも重要です。そのため、両方をプレーする選手の中には、シーズンに応じて体重やトレーニング内容を調整する選手もいます。

一方、「浦和パルコやさいたま新都心のコクーンシティで買い物をするのが好き」と笑顔で話す香川選手。競技を始めたのは浦和ラグビースクールでした。

 

その後、アルカス熊谷のアカデミーやユースで経験を積み、大学進学後も同クラブでプレー。2021年の東京五輪では7人制のバックアップメンバーに選ばれ、2024年には15人制の女子日本代表に招集されました。

 

インタビューに答える香川メレ優愛ハヴィリ選手

「もともと新しいことにチャレンジするのが好きなので、その時にすごくワクワクしました」

 

そう振り返る香川選手。7人制から15人制への挑戦にも、前向きな気持ちで飛び込みました。

スクラム最後尾のナンバーエイト(NO.8)を務める香川選手の持ち味は、スピードと力強さを兼ね備えたダイナミックなラン。ボールを持って果敢に前進し、チームのトライチャンスを生み出します。過去にはウイングとしてプレーした経験もあり、「フォワードの中でもスピードがあることには、すごく自信を持っています」と胸を張ります。

 

チームメイトの公家選手も、「スピードだけではなく、相手とコンタクトした後も前に出続ける力があります」と評価。スピードとフィジカルを武器に、ピッチを切り裂くプレーは大きな見どころの一つです。

フィジー戦でボールを持って前進する香川メレ優愛ハヴィリ選手ⓒJRFU

スピードが持ち味!香川選手のラン

ミニコラム

埼玉ゆかりの二人に聞く!埼玉県の魅力

二人のラグビー人生に深く関わってきた埼玉県。

 

公家選手は「13年くらい住んでいるので、第二の故郷のような感じ」と表現し、「応援してくれる人がたくさんいる、温かいところだなと思います」と埼玉への愛着を語ってくれました。

 

一方、埼玉県出身の香川選手にとっても、埼玉は特別な場所です。家族や高校時代の友人に会いに訪れることが多いそうで、「会いたい人がいる街です」と笑顔で話してくれました。

 

それぞれ異なる形で埼玉とつながりを持つ二人。今回、ラグビーの聖地・熊谷で行われる国際試合でも、県民の声援が大きな力になりそうです。

選手に聞いた!女子日本代表戦の楽しみ方

公家選手、香川選手に、ラグビーを初めて観戦する方にも注目してほしいプレーをお聞きしました。

 

「パスがつながって、みんなが少しでもゲイン(前進)を取るために前に走ったりする愚直さを見てほしいなと思います」

 

そう語るのは公家選手。

 

スクラム最前列の中央を担うフッカー(HO)でもある公家選手は、タッチラインの外に出たボールを投げ入れ、両チームが競り合う「ラインアウト」も見どころの一つに挙げます。

 

「リフトする人、ジャンプする人、投げる人の“努力の結晶”があって、ボールが出てきています」

 

ラインアウトでは、ボールを投げる選手だけでなく、ジャンプする選手、その選手を持ち上げる選手など、多くの選手が息を合わせてプレーを成功へと導きます。

 

「『あのポジションは何をやっているんだろう?』という視点で見てもらえると面白いと思います」

公開練習で見られたリフトの様子

公開練習で見られたリフトの様子

 

トライや華麗なパスワークだけでなく、一人ひとりが異なる役割を果たしながらチームのために体を張る。
その連携や献身的なプレーにも、是非注目してみてください。

フォトギャラリー|試合前にチェック!女子日本代表公開練習レポート

10月31日のウェールズ代表戦に向けて調整を続ける女子日本代表。

10月19日に行われた公開練習では、選手たちが真剣な表情で汗を流し、世界との戦いに向けてコンディションを高める姿が見られました。試合観戦がもっと楽しみになる、迫力あふれる練習風景を写真とともに紹介します。

世界との戦いが始まる。二人が見据える先とは

埼玉開催となる一戦に向けて、公家選手はウェールズを「フィジカルも強いし、そつなくいろいろなプレーが上手」と評価。「ファストラグビーを体現できたら、ホームというアドバンテージもあるので。手ごわい相手になると思いますけど、勝つことができる相手」と意気込みを示します。

 

香川選手も「自分の強みやパフォーマンスを100%出せれば勝てると思っているので、自分のパフォーマンスを出すことに集中しています」と力を込めます。

公家明日香選手と香川メレ優愛ハヴィリ選手

「次の世代の憧れの選手になれるように、恥じないプレーをしようと思っています。ラグビーを見たことがない方、現地で観戦したことがない方にも、是非見に来ていただいて、少しでもいろいろなものを現地で感じ取ってもらいたいです。」とコメントしてくれた公家選手。

 

そして、「見ている人を元気づけられたり、恩返しができたりするので、(サクラフィフティーンであることを)誇りに思っています。地元である埼玉の誇りを持って、ウェールズ戦は絶対に勝って、今までやってきた私たちのラグビーを体現して、見ている人に恩返しができるように頑張りたい」と語ってくれた香川選手。

 

両選手のプレーにも注目が集まる今回の一戦。「サクラフィフティーン」の勇姿を、是非熊谷スポーツ文化公園ラグビー場でご覧ください!

 

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